受け取った可愛いブランド袋にはさっきのワンピースが入っている。
唖然とした。けど、あまり人の物を買ってあげたりしない夏菜。
なのに買ってくれたならほんとにいいものなのかも。
ちょっと自信がついたから今度着たいと思った。
「ありがとう。
…ところでいつ着ればいいかなぁ。」
「何いってんの!デートのときよ!
それも“藍くん”とね♪」
なぜ!青柳とデートする前提なんだ!
付き合うかもわからんのに。
♪マークなんて付けられたらもう言い返せなくなった。
目的の服も買えたので帰りあたしはベッドにダイブし着替えずに寝てしまった。
次の日、制服がしわしわで大変だったのは言うまでもない。