その後の授業はいつもより集中できた。


お昼には夏菜と昨日、今日の話しをした。


「藍くんより悠がかっこいい！

だって、昨日お見舞い行ったでしょ。その時…」
って悠の自慢話を聞かされたけど。



◆◆◆

帰り。

久しぶりに部活がなかったから夏菜と服屋に寄り夏菜のデート服を選んだ。


「こんなんて夏菜に似合うんじゃない？」


あたしが取り出したのはノースリーブの大きい花柄のワンピ。

上にTシャツを合わせたりできそうで可愛いと思う。


「めっちゃ可愛い！これにしよ。」

と単純な夏菜は直ぐ様決めた。


「ねえ、真希に合う服も見つけたよ。

　ほらっ。」


「無理。」


なんと胸元を大胆にだしてすごく細身の体型の子が着るようなワンピースだった。



青という好きな色で可愛いけどスタイルに自信のないあたしは到底むり。

「じゃ、プレゼントにしてあげるよ。」


「え、ちょっと。」


そのままレジに持っていき会計を済ませちゃった夏菜。


「はい！買ってあげたんだから着てね。」