「わたしもついてくよ。西山くん、かなり酔ってるでしょ」


「あんなんじゃ全然酔えねぇし。及川の方が顔赤いけど?」



若干20歳。

お酒だってもう飲める年齢になったのだ。
((お酒は20歳を過ぎてからです))


家ではお姉ちゃんにつきあってちょびちょび飲み始めただけ。

酔いつぶれるまでいったことがないわたしは自分の限界をまだ知らない。


そうなんだよ。
すぐに顔が赤くなるんだよね……

意識はまだハッキリしてるし、ちゃんと歩ける。


そんなに飲んでないからまだ酔ってはいないと思うんだけど。



「お母さんとかお父さんとか平気なの?こんな夜中まで騒いじゃってて……」


「んー?あぁ、いまは旅行中だからこの家には誰もいねぇよー」


「あ、そうなんだ。そっかあ」