「ていうか、郁磨と美里ってヨリ戻したんだ。へえ」


「え、違うんですか?」



洸汰さんはそれ以上は何も言わず残っていた中身を飲みほした。

立ち上がったのでつられて腰をあげる。


「帰ろっか」そう言った洸汰さんにわたしは頷いた。


夕飯は食べないでわたしたちは帰ることに。



駐車場まで並んで歩いてると洸汰さんは顔はこちらには向けずに話しだした。

わたしも前を見て歩きながら耳はかたむける。



「好きな人の応援なんて俺はそんな器用なことできない。日向子ちゃんの応援はしない」



前にも言われたような言葉。