「ねえ、お姉ちゃん?」

「なぁにー?」



わたしはいつもそう。

誰かにすぐ頼ってしまう。


どうすればいい?
答えを教えて、って人に頼ってしまう。


高校生の時に恋をもっとするべきだったのかな……



「なんでわたしが帰ってきたのか気にならないの?」



ん?とお姉ちゃんはニコッと笑う。

全部ここで話したら泣いちゃいそうだ。



「日向子が話したいんなら聞くけど」

「……」

「ずっといてもいんじゃない? 日向子が帰ってきてくれて一番喜んでいるのはお父さんなんだよー」