『  ゆうへ。

 この手紙を読むってことは

 俺はこの世にいないんだ。

 心配かけたよな。ごめん。

 ゆうに、迷惑だけはかけたくなかった。

 だから、隅田にも彼女のふりをしてもらった。


 
あんな嘘をついた俺だけど、許してほしい。

 隅田のこともせめないでほしい。

 悪いやつではないから。心配してくれたんだ。

 俺の事とゆうの事を。



 でも、俺はゆうが好き。

 だからこそ迷惑なんてかけたくなかった。

 ごめん。本当にごめん。

     あっき。   』