「おはよう」




「あっ、立花さん!この間は本当にありがとう。なかなかお礼言えなくてごめんね」




「い、いえいえ。お役に立てて光栄です」




まだ数名のバスの中。立ち上がって頭を下げると聞こえてくる2人の笑い声。




「もう、立花さん、おもしろすぎ。可愛い。あっねえ、亜子ちゃんって呼んでいい?」




「えっ?で、でも市川さんってあたしのこと嫌いですよね?その・・・」