優くんにメールを送りながらも次の停留所から乗って来る涼平のことばかり考えてる。本当に最低だ。


《おはよう。昨日、ちょっとひかれたかなと思ってたけどメールきてよかった!海見える咳になったんだ。良かったね》




優くんの返事を見て罪悪感を感じた。ひくわけないよ。もらったときはすごくすごく嬉しかったんだよ。


胸がドキドキして優くんのことでいっぱいになった。




期待していいよ。あたしも優くんのことが好きだから。そう返すつもりだったんだ。


なのにごめん。あたしは他の人に気持ちが揺れているのに優くんとのメールやめたくないって思ってる。