なんとなく、そう思った。


その『サンキュ』には、色々なモノが含まれている気がしたから。




「・・・・・・・・・ふぁ・・・あれ?

黒狼解散宣言?、終わってないの?」



楓が起きた。


コイツ、何気かなりタイミングいいよな。



つか、さっきの彼方の吼えた声では起きなかったのかよ。





「終わってねーよ。

これから、やるんだ。」


「あ、そーなんだー・・・。

寝ていい?」


「駄目だから。」


俺の言葉を聞いてもまだ寝ていい?とか・・・どんだけ寝たいんだ。


呆れている俺に、藤原が声をかけてきた。



「じゃあ・・・するか。」


「あぁ。」


俺は、ニッと笑って応じた。




青菜。

黒狼がなくなっても・・・お前を守るから。


そんなことを思いながら。



―翼side end―