そのあとは先に食べてた渚兄と弥生さんと一緒に四人でご飯を食べて泊まっていきなさいよーという渚兄とお母さんの誘いを苦笑いで交わしながらも渚兄に捕まってた中田は渚兄がお風呂にはいってやっと帰ることになった。






「ねー中田。」


玄関で靴をはいてる中田に声をかける。






「んーー?」




お母さんと弥生さんは片付けをしていてお見送りは私だけだった。




「さっきはよくも渚兄に私を売ってくれたね?」



そういって軽く睨むと苦笑いしながら立ち上がった中田。





「いや。それは…ほんとごめん。」




そして私に向かってぱんと顔の前で手を合わせる。




「おかげで私出ることになっちゃったし…弥生さんは優勝目指してるし大変なんだからね? 」