私は妙に艶っぽい春太先輩の笑みを思い出しながら、真っ赤に染まった頬を冷まそうと両手で頬をおさえた。
__今日はなんて日なんだろう。
春太先輩が指ちゅーしてきたり、結城にはキスされたり。
...あぁもうっ、結城はなんで忘れかけてた時に限って頭に浮かぶのよ!
せっかく冷めてきた頬がまた熱くなり、いらいらから口元を歪める。
「...はあ、私も帰ろ。」
ため息をつきながら後ろを振り返る。
「...っ!?」
私が目を見開いて立ち止まった先には、
私と同じ様に立っている、結城がいた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…