「じゃあ二日目、いくぞー!」

そんな掛け声で始まった文化祭二日目。


二日目は昨日以上に忙しく、休憩まであっという間だった。

そんな忙しい中で、合間をぬって柚希ののろけを聞いていた。

「それでね、教室いったら晃さんがいて、渡したらむっちゃ喜んでくれたんだけど、その後ね、お礼したいからなんか欲しいものとかある?お金ないから、一個だけ奢るよって言ってくれて、思いきって抱き締めてくださいっていったらぎゅってしてくれたの!」

い、息継ぎしてない...!凄い...

「へぇ、良かったねっ!」

柚希の嬉しそうな顔に思わず此方も顔が綻ぶ。