_結城side

なかなか戻ってこなかった七瀬が気になり、材料買い出しと偽り彼女を探した。



やっとのことで見つけた彼女は、




「好きだ」





俗に言う、告白をされていて。


真っ赤になる彼女に、心臓が酷く煩く鳴る。


彼女が生徒会長を好きになったらどうしようか、と。



もう、どう足掻いても、どう誤魔化しても、この気持ちを閉じ込めておくことはできない。

例え、伝えられなくとも。