_春太side
「何でそんな顔するんですか?」
そういって俺を見つめる七瀬ちゃん。
__この子には、敵わない。
何故嫌ってくれない?どうしたら嫌ってくれるの?
俺を、どこまで苦しませれば気が済むんだ?
圧倒的な切なさに襲われ、思わず目を伏せる。
それを肯定と受け取ったのか、七瀬ちゃんまで辛そうに顔を歪める。
「だから、これはゲームなんだよ。七瀬ちゃんをおとす為の。」
「本当ですか?」
尚も否定しようとする俺に、少し強い口調で詰まりながら言葉を紡ぐ七瀬ちゃん。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…