「...だからここはこうだと言っているだろう、何度説明させる気だ?馬鹿なのか?」
「...馬鹿じゃないし」
「この程度の問題がわからない時点でお前は馬鹿だろう、なにを自惚れているんだ?」
こ..いつ...!!
私は数時間、結城と二人きりの教室で勉強をおしえて貰っていた。
おとす自信は凄いあった。だって私と二人きりになるんだよ?惚れなくてどうするの?
..なのに結城は本当に勉強だけを教えてきた。
しかも学年20以内には入る私にさえわからないような高度な説明を早口で。
...そして今に至る。
「はぁ...こんな奴に時間使うんじゃなかった、」
腕時計を見ながら疲れたように呟く結城。
ーーー!!!!!!
「っ、あんたねぇ!!!!!!私だってこんくらいの問題解けるわよ!なんのためにわざわざこんな手の込んだことやってると思ってるのよ!?!全部私のこと好きにならせるためでしょ!!こんな奴に時間使うんじゃなかったはこっちの台詞よ!!!!!!」
「...ほう、俺を?」
...あ、
こ、れは...
やばいんじゃ、