「お久しぶりですね。」

かすみが言う

「ヤッホー!」

「こんばんは。」

「奈都さん、陽さん!」

「おひさ!」

「どうも。」

「えーと…

ゴミを投げつけた人とお掃除ロボットの人…」

「ありゃ?

私、名乗らなかったっけ?」


「旦那様からややこしくなるから名乗るな、と言われてるんですよ…」

お掃除ロボットの人が言う



「幸明!

この人たち、体が…」

幸大は透き通る彼女らを見た


「そう、彼女たちは自殺した幽霊だ。

それを僕と彼女たちのワガママでこの場にいるんだけど…地縛霊と同じでその場所から本来は動けないんだ。


だから…彼女たちは地縛霊としていられる場所に帰らなければ消滅する。

それが世界の理なんだ。」


「なんとかする方法はないのか?」

幸大が言う


「彼女たちが浮遊冷に成れば問題ない。」

「どうすれば良いんだ…そりゃ?」

幸大が言う

「天寿…つまりは寿命まで生きること。」


「は?

もう秀吉がいたくらい昔のことなんだろう?」

幸大が言う