「待ちやがれ!」

新郎がホテルの出口に立ち塞がる

「最後まで鬱陶しい奴ね。」

シェリーが言う


「お前らがここに来るまでの戦いぶりは見させてもらったぜ?

武人会の老人どもは裏切りやがったが武人会にも金で動く奴らが居てな。

さぁ、高い報酬を払うんだ。

やれ!」

「はい。」

細身だが肉体の引き締まった男が現れた

「あと少しなんだから邪魔しないでよね!」

ツバメが飛び掛かる

「馬鹿め。

武神流奥義、王槍!」

男がツバメを狙う

「な!?

流流し!」

ふわっ…


幸大がツバメの前に立ち男の攻撃を流す


「何で、あいつが幸ちゃんの技を!?」

「幻影まできっちり見えたわよ!?」

ツバメとシェリーが言う

「何者だ?」

幸大が言う

「私の名は山吹。

私は相手の動きを見て模倣できる才能がある。


武神流の技を見せてもらった。

そして、君は武人としては未熟。

その差がある以上、君は私に勝てない。」

「勝たなくても、道さえ空けてくれりゃ…」

「王槌!」

「な!?

王砲!」


男の攻撃を幸大が相殺する


「王槍!」

「がはっ!?」

幸大が攻撃を食らう


「さて、私が君から見て覚えた技を全て見せるのが先か…


それとも、あなたが先に己の技で死ぬか…

いざ‼」