入学式なので
学校は午前中に終わった。

帰ろうとしていると

「優摩こん、メアドください!」

と、軽く4,5人に囲まれている。

優摩はモテモテだなぁ…

確かに小学校のころも
1年に4人には告白されてたっけ。

そう考えていると
どうやってあの女子軍団から抜け出してきたのか

「おい!一緒に帰ろうゼ!」

と、隣に来た。

「あぁー。」

と、適当に返事。

「あいつら気持ち悪いから
無視してきた」

私が考えてたことを
見透かしたように言ってきた。

「そうなんだ…」

「そうだ!アドレス交換しようよ。」