「よぉ!」

うわァ!ビックリした!

「おはよう!覚えてる!?」

「当たり前だろ!」

良かった…
なぜか私は胸をなでおろした。

「優摩、病気はなおったの?」

そう尋ねると
彼は一瞬悲しそうな顔をして

「おぅ!とっくに治ったよ!」

その時の彼の顔は
少しさびしそうに笑ってるように見えた。


「そっか。良かったね。
そういえば中学はどこ行ってたの?」

「中学!?
あぁ…H中いってた」

H中と言えば
私の通ってたR中と近所と言っていいほど近かった

っん!?

なんで中学で驚いたんだろう…


まぁ いっか。

ピーンポーンパー…ガラガラ


チャイムの音と同時に
担任が入ってきた。

担任は小柄の
そこそこ綺麗な音楽の先生らしい。

担任のどうでもいい自己紹介を聞き終えて
入学式準備をした