「だ、だからって・・・お父さんと関係なんて・・・」
「じゃあ全てをバラそう。君の人生は終わりだな。もちろん証拠もばっちり写真に抑えてあるぞ」
「・・・っ」
「どうするんだ」
「お願い、します」
「いい子だ」
私はそのまま恭介くんのお父さんのいいなりになった。
毎日毎日いいようにされて
まるでただの道具のように扱われていた。
普段奥さんと上手くいっていなかったのか
愚痴をこぼしながら私を殴ってくる事もあった。
私とお父さんがシてるところももちろん写真で撮られて、恭介くんにバラされたくなかったら・・・そう脅されるようにもなった。
何度も恭介くんに相談しようとした。
だけど、出来なかった。
醜く薄汚れてしまったこの体。
純粋な恭介くんには似合わない。
だから、私は決心した。
恭介くんと別れる事を。
普通に別れるだけだと、きっと恭介くんは納得してくれないだろう。
・・・だったら、とことん恭介くんに嫌われればいい話だ。