後ろから、穂美のを呼ぶ声がした。
呼ばれた瞬間、
穂美の顔が引きつっていたのは気のせいだったのかな…?
後ろを振り向くと、そこには、金髪のチャラチャラした男がいた。
その後ろには、似たような男達がニヤニふヤしながらこっちを見ている。
「ほらー!やっぱり穂美じゃん!
久しぶりだなー!」
「何の用でしょうか」
「なんだよーそんな連れない態度でー。
前まであんなに仲良かっただろ??」
「……」
金髪男は黙る穂美を差し置いて続ける。
「穂美はそういう格好は似合わねーよ!
お前はこっちの人間だって」
そういう金髪男に、穂美が鋭い視線で睨んだ。
やばい。
穂美がキレる…!!
そう思ったときには私の体はうごいていて…