「シイちゃん、かなりぐっすり寝てたよー!
教頭が睨んでたくらい」
「えぇーっ!?
それなら起こしてよ〜静ぁー…」
「あははっ!だってぇー…」
クスクスと笑う、もう片方の親友、名倉 静。
静はセミロング丈のサラサラの黒髪に、ぱっちりな目、小さな鼻と、学年のお姫様と言われるくらいかわいいんだ♪
そんな静は前、徹のことが好きだったんだ。
私とはライバルになった訳なんだけど、今は吹っ切れて、私とも前以上に仲良くしてくれてる!
そんな静に感謝感謝です!
「んじゃ、帰ろっか!」
「そうだね〜」
そう言って私はパイプ椅子から立ち上がった。