『――えー…新入生諸君。…』
只今入学式の最中です。
にしても…
眠い!
校長の話、いつもに増して長いよ…
終わる気配がないな…
よし、ここは睡眠で乗り越えるしかない!!
それでは、ちょっとおやすみなさ〜い――…
―――――――…
「……い…しい…シイっ!」
「はひっ!?」
私は誰かが私を呼んだ声で飛び起きた。
てか変な声だったな…
「あ、なんだ。穂美かぁ…」
「穂美かぁ…じゃないでしょ!!
入学式、終わったよ!」
私を大声で呼んだのは、親友の山手 穂美。
コーヒーブラウンの長髪、猫目で、鼻の高い、かなりの美少女。
性格はサバサバしてて男女共に人気者。
けどケンカもかなりの腕で本編ではかなり暴れちゃってたな…
それでも優しくて明るい穂美をついつい私は頼っちゃってるんだ♪