「私は前々から注意してたの!
今日だって止めようとしたのよ!
私は何もしてないっ!!」
動揺からか、ヒステリックに叫ぶ芹澤。
佐伯に見られたのが、だいぶ苦痛なんだな。
すると、芹澤はこっちに寄ってきだした。
「信じて徹君…?
本当に私はやってないのよ…?」
佐伯の制服の袖を掴んで、涙を流しながら佐伯に訴える芹澤。
「わ、私…
徹君のことがずっと好…」
「俺はそんなことが聞きたくてここにいるんじゃない」
佐伯はぴしゃりと芹澤の発言を冷たく遮った。
芹澤の腕を降りらう。
そして、ケータイを取り出した。
佐伯はケータイの液晶画面を芹澤に突きつける。