「…えっ?ちょっ…徹!?」




「俺はシイしかかわいいと思ったことないよ?それはこれからも絶対変わることないし」



そう徹が耳元でささやいた。


…発火。

もう、耳まで真っ赤。



「…恥ずかしいよ徹っ…」


「ゴメン。さっきのセリフクサ過ぎた。」



そう言いながら少し顔を赤らめる徹。
やっぱ徹はこうじゃないとな。



「でも嬉しい。…ありがと」


「…うん」




そんなやり取りをしていたらあっという間に街に着いた。



「…いこ。徹」



私は徹の手を引いて汽車をでる。




高校三年生活、始まりです。