――――――…
「……うぅっ…」
渡川に話し終わったらまた涙が出てきた。
渡川がティッシュの箱を私に渡す。
「…まぁ佐伯もびっくりしただろうな」
「うん…
私…最低なことしちゃった」
あんな醜くて汚い自分を大好きな人に知られてしまった。
すごくつらい。
幼なじみだっていっても、やっぱり徹の前ではかわいくありたいし、好きでいて欲しい。
「…私彼女失格だね」
こんなんじゃ周りになんて言われても言い返せない。
徹に恥かかせるだけ…
――――――――むぎゅっ…
急に渡川が私の両方のほっぺたをつまんだ。
「いだだだだっ!!」