「それでこのかわいいお嬢ちゃんは?」
「あ、渡川君と同じ学校の荻原詩依です!
いつも渡川君にはお世話になってますっ」
慌てて私は、渡川のおじさんに挨拶をする。
忘れてたー…
「こちらこそ甥の京がお世話になってます」
渡川のおじさんが笑いながら言う。
ニカッて笑う感じはなんとなく渡川ににてる気がする…
すると、渡川のおじさんはニヤニヤしながら渡川に聞いた。
「あ、なんだ?
シイちゃんはお前の彼女か?」
「シイが彼女だったらどれだけ幸せでしょうね〜」
「なんだぃ。
まぁお前になんかシイちゃんはもったいないな!」
「うるせーよ。
…てかシイに変に手ぇ出したら殺されるよ」
笑いだす渡川のおじさん。
でも殺されるって誰に…?