するとカウンターの奥から、少し日焼けしたおじさんが顔を出した。
渡川の姿を見ると、少し嫌そうな顔を浮かべる。
「なんだよ京か。
今から忙しい時にどうした」
「奥の部屋借りに来た。
あとラーメン1つ持ってきて」
「それが人に頼む時の態度かぁ?
ったくお前は大人の仕事、邪魔するしか能がねぇんだから…」
「んなこと言うなよ〜
また皿洗いの手伝いに来るから☆」
渡川がへらへらしながら手を合わせる。
うーん、渡川とこのおじさんってどんな関係なんだろ?
そんな私の不思議顔に気付いたのか、笑いながら渡川が紹介してくれた。
「この人は俺のおじさん。
見た通りしがないラーメン屋の店長♪」
「お前、調子乗ってると寸胴にいれてダシにするぞ」
「冗談だって〜!」って笑う渡川。
この2人のやりとり面白いなぁー!