―次の日。






「さ~きっ!おはよ!」









あたしは学校に登校して教室に着くなり、咲に抱き着いた。









「暑苦しい、離れて」









「もぉ、ケチ!」









仕方なく離れて自分の席に向かう。










そしてあたしの視線は自然と川口君の席に向かっていた。











昨日、すごくしんどそうだったけど...








だいじょうぶなのかな?










川口君の席は、いっぱい人が集まってるのに肝心の川口君はいなかった。










「休みかな..?」









この片想いの4年間、川口君が学校を休むなんて初めてかも...












...本当に大丈夫なの?