「よし、じゃあもう帰ろ?」
あたしは耐えれなくなって、そう言った。
「はさみとか全部あたし片づけとくし、文字も書いとく!
向日葵とか難しいこと言っちゃって、川口君を居残らせてごめんね?
疲れただろうし、もう先帰って大丈夫だよ」
川口君の顔を見ると、帰らないでって言いそうだったから
あたしは俯きながら言った。
お願い...これで帰って、あたしに期待させないで。
「この仕事は、学級委員の仕事っ
向日葵の意見に賛成したのも俺だし...
それと...
もうちょっと百瀬としゃべっときたいし?////」
...やだやだやだ...
―ドクドクドク
やっぱりほんの少しだけ期待していいですか...?