「俺ら、黙りすぎ!」






「あははっ」








川口君はいきなりハッと我に返った。









確かに、夕日に引き込まれてた...









「すんごい綺麗だけど、めっちゃ静かだったな」







「だね」








「な。ちょっと波打ち際まで行かない?」







川口君は無邪気な笑顔でそう言った。







「うんっ!」