「ひどー。僕もSHOUさんと一緒に行きたかったのに…」

ちょっと拗ねてみせると、瞬は、

「俺じゃ不満かー?」

と笑った。
瞬は、お兄ちゃんみたいな奴で(歳は僕より上だし)結構可愛がってくれる。
それが嬉しくてちょっかい出すことも少ないない。

「不満じゃないー‼僕達も準備にいこー‼」

そう言ってスタジオの中へ駆け出す。

「統牙、スタジオの中は走るなよ!」

瞬は僕をやれやれといった感じでみてた。
僕は笑い、振り向き

「瞬も早く来てよ‼」

と言った。