「じゃ、なんでそんなに顔、真っ赤にしてんの?」

クスッと笑って、
私の頬に手を伸ばす男の人。
だんだん顔が近づいてくる。


「彼女以外の人にもこんな事するの?あなた誰?何様?」

その手を払って、私はそう言い放つ。


「俺の事…知らねーの?」

彼は冷たい目で、私を見ながらそう言った。