言葉のナイフが、私を容赦無く攻撃していく。
でも、友人たちが想像している以上に、私の傷は浅い。
こんな風になることなんて、最初から想像がついていた。
「もう限界なんだよね。
私たち、ネコと一緒にいるの辛い。」
ーー人間は、自分勝手な生き物だ。
私が友人たちにあまり好ましく思われていないことなんて、とっくのとうに気づいてた。
「グループ」という名で私を縛り付けようとした友人たちをよそに、私は自分が関わりたい時に関わりたい人たちと関わっていて。
決して友人たちの思い通りにならない私に、友人たちが嫌悪を抱いていたのも知ってる。
知っていながら、私は自分を変えようとしなかった。
縛られるのが嫌だった。
元々友人たちは、私の外見だけで私と友達になろうとしていたのも知っていたし
この調子じゃ、近い将来、理由さえあれば、とってをつけたように私を追放するだろうってことも、わかりきっていた。