一緒に学級委員になったって。
皆より少し多く喋れたって。

そんな簡単なことで、壊せるような。
薄っぺらい壁じゃないんだ…。



「佑都はいつもそんなふうに笑うの?」
「どういう、こと?」

佑都の声が少し低くなった。