無邪気な女の子たちの囁きあう声がよみがえる……。
声だけは子供らしくかわいらしくても、言っていることは意地汚い。
あんなセリフがこだまして、頭の中がぐちゃぐちゃになりそうだ。
それでも私は、少しだけ潤む瞳でソラの書き込みを睨みつけた。
【そんなヤツを親友って呼ぶの? 親友っていう肩書きだけで、本当に仲がいいと信じ込もうとしてるんじゃないの?】
自然と、エンターキーをたたく力が強くなる。
まるでなにかを振り切るみたいに、強く強く力を込めて。
そうしないと胸が苦しくてたまらないの。
【でも、きっと私が悪いことをしたからなんだよ。それで怒ってるだけ。本当は、親友だもん……】
ソラの返事に、私の胸の奥は最大限に締めつけられた。
苦しくて息もうまくできない。
だって、昔の私を見ているみたいなんだ。
バカみたいに“親友”っていう言葉を信じ続けて、最後は飽きたオモチャを放りだすみたいに簡単に捨てられた私を。