その扉の向こうの景色は

ありえないくらいに

色鮮やかだった。

泣いている私。

叫んでいる私。

落ち込んでいる私。

そして、

笑っている私。

ハシャいでいる私。

あんな幸せそうな笑顔…ー。

アナタじゃなきゃ

出せないよ…ー。

何人もの私が

詰まったこの扉が壊れた

ということは

心に嘘をつけなくなったって事。

このまま、私は

次の扉へ向かった…ー。