「では、佐渡さん」
「は…?」
頭が一気にフリーズする。
何で、この状況で私が当てられるわけ?
しかも挙手なんかしてないし。
嫌がらせかよ。
そう思いながら起立して、
「わかりませーん」
そう言うと、即着席した。
先生は唖然としている。