教室に入ると、見慣れた光景が広がる。
遊んでいる人。グループになって話をしている人。1人で本を読んでいる人。ケータイをイジっている人。
ほとんど、みんな、毎日同じことをしている。
飽きないのかな…?
そんなことを思いながら窓側にある自分の席に着く。

「はぁ…」
今日何度目のため息だろうか。
幸せが逃げて行く。
なんて、私には幸せがないから意味ないか。
なんだか笑えてくる。