「行って来まーす!」 「あ、待って茱良。」 「ん?」 「送るよ、今から俺も大学だし。」 「え、本当? ラッキー!」 無事に高校に合格し、6月になっていた。 「ありがとう、拓海君。」 「茱良、いくら女子校だからっ「分かってる。 もう、拓海君は心配症すぎるんだって。」 「だけど、「ほら、拓海君も大学行かないと遅れって。」 私の言葉に納得したのか渋々大学へ行った。