はあ、はあ。 走りきった私はそこにしゃがみこんだ。 別に足が痛い訳じゃない。というより、足が痛むかどうかすら分からない。 複雑な・・・感情のせいで・・・ 走りきった。 走りきれた。 嬉しさと同時に込み上げてきたのは・・・ 「ありがとう」 その一言と透明に澄みきった涙でした。 もう結果なんてどうでもよかった。