「お待たせ」



お店から出ると、隼斗は近くの花壇に座っていた。



「買えた?」



「うん。この通り」



紙袋から可愛くラッピングされた物を取り出した。



「よかったな。じゃあ帰るか」



歩き出した彼についていくように私も歩いた。