隼斗は授業中はよく寝ているのに頭が良い。



きっと家でがんばってんのかなー…なんて。



「千初」



私の名前が上から降ってくる。



「ん?」



顔をあげた瞬間、視界は真っ暗に。



そして唇に伝わる温もりでわかった。



これは、キス。初めての。



「……いきなりごめん」