時計を見れば10時過ぎ。


学校へは完全に遅刻だ。


まあ、いい。
今はそんな気分ではないから。


ゆっくりコーヒーを口へと運んだ。


テレビを付けると、情報番組がやっている。
だけど、すぐに消した。


あの夢を見る時はいつだってそうだ。


何をしても気分が悪くて、何もする気が起きない。


ベッドに横たわり、カーテンは閉めた。


自分の思いとは裏腹に、あまりにも眩しかったから。