ー… ある晴れた日の朝。 目を覚ませば、窓から差し込む眩しい太陽。 怠い、起きたくない、二度寝したい。寧ろ夕方までダラダラと過ごしたい。そんな気持ちが頭を巡る休日。 (…いかんいかん。起きろ俺) それらの気持ちを振り払い、俺はベッドから降りた。 何てたって今日は、行くと決めた場所があるから。 ーコンコン、 「ナツ、起きろー」 「……」 「…開けるぞ」