私は今、絶対絶命だ。
「あなた、女でしょ?」
うぎゃー!
見知らぬ人にバレたょ!
綺羅ー!私はどうすれば…っ!
「まぁ、誰かの代わりをしてるって感じだね…双子とか?」
図星をつかれまくりで
心臓が持たないょー
てか、今さらだけど
この子誰?
真っ黒な長いストレートの髪に
小顔で目が大きくて
背が高くてスラッとしてる。
モデルさんみたぃ…
でも、制服着て
この学校にいるんだし
私よりは年下なんだょね…?
「ちょっと…なんか答えなさいょ」
『なんで…女って?』
「私はそこらへんにいる馬鹿女とは違うの!女の見極め方ぐらい分かるわょ!」
ちょっと毒舌…?
『名前は…?』
「木島 玲ょ。玲でいいから」