次の日~

俺は早く起き、仕事に行く準備を
していた。

綺羅も起きていたらしく
俺に近付いてきた。

『…きっ昨日はっ怖い夢見ていただけだから!』

綺羅は嘘をつくのが
下手なんだな…笑

怖い夢だけで
あんなにうなされないだろ…

「だせぇな」

『うっうるせぇ!』

しかも、動揺して
噛んでるし…笑

「お前仕事は?」

『俺はニートだ!』

そんな自信満々に
言う事じゃねぇだろ笑

「ふーん…笑」

『来夢の仕事は?』

「教師」

『……嘘だろ⁉』

こいつ失礼だなっ笑

「嘘じゃねぇよっ…ちなみに高校教師だ先週から働いてんだょ。新米教師だ」

『冗談キツイぞ…』

「ぶっ殺すぞ」

『ちなみに科目は…?』

俺は自信満々に
「数学」

『ありぇねぇー‼』

バシッ

『いって!体罰で辞めさせられろ!』

俺は我慢出来なくなり
綺羅の頭を叩いた。

まぁこう見えて
昔から勉強は好きだったしな

ただし理数系だけなっ…
古文とかは無理だっ笑

時計を確認すると
もぅ出る時間だったから

「さっさと仕事探せよー!行ってくるゎ」

『いってらー』

ガチャ

「あっ来ちゃんこれから仕事?」

隣の部屋の濰が
話しかけてきた。

「あぁ」

「いってらっしゃーいっ」

「おぅっ」

外は春の暖かい風が
吹いていた。