私がこんなに苦しんでるのに、


何でお母さんは幸せになってるの?!


ほんとに意味分かんない。


我慢してるうちがバカみたい。


もうヤダ。


生きてる意味も


もうよく分かんない。


そう思った私の足は


自然に近くの歩道橋に向かっていた。


歩道橋にのぼると


風が頬にあたって気持ちよかった。


「何してんの?」


「えっ?!」


驚いて振り向いた先にいたのは


三戸だった。


「別に。」


「死んじまうのかよ。」


「・・・。」


「何が辛いんだよ。」