「ケチとかっつー問題じゃねぇよ。お前は生徒、俺は先生。理解できる?」

「先生がそんなこと言えるのかなぁ(笑)」

百合恵がボソッと何か言った。

その時ニヤリと笑った気もする…、けど、気のせいかな?

あたしにはよく聞こえなかったしね。

「…。」

なんで先生固まってんだろ?

「まぁなぁんでもいいやぁ。」

会話がよくわからない。

「そうか。」

一瞬気まずい空気が流れた後先生はそれだけ言って、教壇に上りHRを始めた。