「泣くな。聞くから。」

「…うっくッ…。…あたしみたいに色素の薄い…日本人なんて…いない…んだよね?」

「まぁ、珍しいな。…それが?」

「…だから…くっ…中学入ったばっか…の時は…すごい騒がれてて…珍しいって…友達になりたいって…。」

「うん。」

「男子は…彼女にしたいって…ひっく…。」

「で?」

「で…あたしにコクってきた男子の…1人にあたしの…クラスしきってる子の…彼氏がいて…その子それが…気に食わないって…。」

ここまで言ってリナはもっと泣き出した。